歯科技工 ジルコニア・CAD/CAM ってなぁに?

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更新日 2008-10-17 | 作成日 2008-03-25

「色即是空 空即是色」

アイン・シュタインの相対性理論は数式で説いているが、
ブッダは、すでに観念的にとらえていたんじゃないだろうか?

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歯科技工 最先端テクノロジー

ジルコニア・CAD/CAM


ジルコニアは、医科では1970年代から整形外科領域において 人工関節に応用されているセラミックスで、優れた強度と生体親和性が示されています。 コンピューターによるCAD/CAMと呼ばれる削り出し加工の研究開発、技術革新によって、 歯科にも応用されるようになりました。
歯科応用されてからは歴史が浅い材質で、日本では2005年に厚生労働省の認可がおりました。
優れた強度、生体親和性、審美性のため、現在最も注目を集めている材質です。

ジルコニアってなあに?

キュービック・ジルコニアとか耳にしたことありませんか?そう、宝飾品などに使われている人工のダイヤモンドのことですね。

jirukob1_thumb.jpg 歯科では、強度があり加工がしやすいということで、金属を中心に歯を作ってきました。しかし、見た目が悪い(笑ったときに金歯がキラリ!!っていうのは、ひと昔前のはなしですね。)ということで、表面に白い材質のプラスチックや陶材(瀬戸物)を貼り付ける技術が発達してきました。ならば、全部プラスチックや陶材(瀬戸物)にすればいいじゃん!と思いますが、歯は見た目だけではなく食べ物を噛むという重要な役目があります。人が噛むときの力はそうとうなものでプラスチックや陶材(瀬戸物)では割れてしまうのです。それで、見えるところは白い材質で、見えにくいところは強度のある金属が使われています。金属はピカピカと光っていますが、それは光を反射するからで暗い口の中では黒ずんで見えます。

白くて軽く強度が高い

DSC_00101.jpg 近年、日本人も歯に対する意識が欧米並みに高くなってきて(欧米では、キスの習慣がありますね)、より自然なものが望まれています。ジルコニアは、白くて軽く強度が高いので金属に変わるもってこいの材質なのですが、加工方法がたいへんで、そこらの技工士さんじゃ手に負えないのです。

からだにやさしい

puro15.jpg また、ジルコニアは人間のからだにやさしく、金属アレルギーの心配もありません。まさに、次世代の最先端治療なのです。

ジルコニア

puro071020a11.jpg  ジルコニアは、人工ダイヤで知られている酸化ジルコニアという厚生労働省の許認可を取得した歯科治療素材です。主原料である酸化ジルコニアはその驚くべき強度が注目され、産業界ではスペースシャトルの耐熱タイルやF1のブレーキシステムの部品に採用されてきました。また、人体に対する安全性(生体親和性)もこの素材の特長で、整形外科の分野では人工関節の材料として活用されています。メタル素材を使った歯科治療と比較すると、「金属アレルギーのリスクがない」「天然の歯に近い美しさ」以外に、表面が滑らかで汚れにくく細菌の付着が少ない点も大きなメリットといえるでしょう。

ジルコニア解説ビデオ

『 CAD/CAM 』が歯科医療を大きく変えていく

CAD/CAM


 0131_CAD_CAM-1.jpg 従来、歯科の被せ物や入れ歯は歯科技工士の手作業によるフルオーダーメイドでした。
コンピューターの発達により、患者さんから型採った石膏模型をデータとして読み取り、さらにはフレームのデザインをし、ジルコニアやチタンなどのブロックから機械で削り出してしまいます。


zirconia_disk_imes.jpg しかも、その精度は、熟練の歯科技工士も驚くほどです。


すぐれた特徴

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  • より天然歯に近い色調
  • 金属同等の強度
  • クラウンからブリッジまで金属未使用で製作可能
  • 金属イオンによるアレルギーや歯肉の変色なし
  • プラークが付きにくいなめらかな表面
  • 高い生体親和性
  • 均一なブロックから製作するため高品質
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